今年度の研修会は、6月は新型コロナウイルスの感染拡大により、10月は台風の影響により、開催することができなかったため、第3回となる今回が初めての研修会となりました。
12月5日に、学校安全教育研究所教授 事務局長 矢崎 良明 先生から、「学校で行う防災教育のあり方と今後の課題」についてご講演をいただきました。
日本は災害が発生しやす国土なので、自然現象を理解し、それに備える生活を送ることが防災・減災につながることや、地震のメカニズムや南海トラフ地震について詳しく解説していただき、地震防災教育の重要性を改めて認識することができました。
そして、教師の指示を待たずに児童・生徒が自ら判断して行動し、危険を回避できる能力を身に付けられるような、実践的な避難訓練をすることが大切であることを、ご自身の経験をもとに豊富な資料や映像を示していただきながらご指導くださいました。
避難訓練のキーワードは、『落ちてこない、倒れてこない』場所への避難。
従来の避難訓練や安全点検を見直すことや、コロナ禍での避難訓練、引渡し訓練などのアイディアも教えていただき、防災教育について深く考えるよい機会となり、とても充実した研修会となりました。