8月7日(月)に令和5年度の第2回研修会が千代田区立麹町中学校で行われました。

学校法人 湘南学園 学園長の住田昌治氏から「持続可能で元気な学校づくり〜任せるほど上手くいくミドルリーダーの育て方〜」という演題でご講演をいただきました。

持続可能で元気な学校のイメージは、人それぞれ異なる。子供は有能な学び手、学習者中心の学びを作る教師のあり方の変化、テイチャー → ファシリテーター → ジェネレーター の役目を担う。 リーダーに必要なファシリティ能力は、自分と他者との対話を行い、他者との違いを知り、つながること。

【ワークショップ】
名刺交換タイム(複数の人と名刺交換を行い、短時間のうちに相手に興味をもつ機会とする)

○ モチベーションを上げるリーダーとは
1 ビジョンを語る(夢・ワクワク)
2 感謝する
3 全身で傾聴する
4 称賛する
5 任せる
6 承認する
リーダーに最も求められることは、学校の強みと弱みを確認できること
人や組織は変わらない。まずは自分自身が変わること
自己変容 → 他者変容 → 組織変容

〇 自己変容のために
外の世界や仲間や過去とのつながる
過去とつながるとは、先人の考えをリスペクトすること
部下に任せることで、自信や、自覚につながる
エージェンシー(変化を起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力)
を高めるために、信じて→任せて→見守る
組織を変えるには、時間がかかる  ex)急に大きなコップは、いっぱいにならない
サーバントリーダーシップ(奉仕)に求められる主なもの(傾聴する、共感する、癒し)

〇 人材育成の視点は、関係性の育成と個人の育成
・教職員の育て方ー相手と自分とは違うことを理解、周りを巻き込む、教える側も学び続ける。
・主体性を育むマネージメントー方法はボトムダウン、方針はトップダウン。 

〇 4つのマネージメント (励ます、任せる、教える、正す)
失敗を経験と捉える ex)山本五十六言葉「人を動かす」

〇 令和の学校の3種の神器 (リーダーシップ  マネージメント  ファシリテーション)
心理的安定性を作ること

・・・住田先生は、その優しいお人柄で、終始、和やかな雰囲気の研修会となりました。
 

また、研修会後には参加者による情報交換会も行われ、「学校保健委員会について」というテーマで、話し合われました。「コロナが開けて対面で再開した。」「校医が輪番で講演会形式にしている。」「実施後に学校保健委員会便りを発行している。」「参加したPTA役員の方から、学校医に直にお話しできることはとても有意義だ。」など、大変有意義な情報交換ができました。

夏の研修会も、とても学びの多い内容となりました。参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。事務局一同感謝申し上げます。さらに充実した研修を心がけて参りますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。