10月14日(土)に令和5年度第3回研修会が、港区立六本木中学校で行われました。
東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野准教授
大学病院医療情報ネットワークセンター副センター長 奥原 剛氏から
「行動変容のためのヘルスコミュニケーション」という演題でご講演いただきました。

基礎編では、「何をどう伝えれば行動を変えてもらえるのだろう」そんな悩みを解決する健康医療情報の伝え方を楽しく学びました。
・これまでのヘルスコミュニケーションは、教えるコミュニケーションで、欠如モデルに基づくコミュニケーションだった。
・専門家には「知の呪縛」があり、「知識こそが力なり」という価値観がある。知識があるがゆえに、知識のない状態を想像できない。
・これまでのヘルスコミュニケーションを続けていると、メッセージ疲労が生じる。
・メッセージ疲労を軽減するため、「飽きさせない工夫」が必要となる。
・飽きさせない工夫として、メッセージレパートリーを増やすために、教えるだけでなく、体験談を使ったり、視覚に訴えたりして、感じさせるコミュニケーションも必要となる。

実践編では、具体的な行動変容のためのヘルスコミュニケーションの原則を教えていただきました。
短時間でグループ討議を行うことで、主体的に研修に参加できました。

具体的な資料、映像を用いてわかりやすく説明してくださり理解が深まりました。 参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。事務局一同感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。